クロムの網付けメッキ法とは
クロムの網付けメッキ法とは、平らな網の底辺に製品を出来るだけ単層に置いて並べます。バスケットの外側は絶縁材でコーティングして電気を取られないようにします。電着中のバスケットに対して、手返し作業や振動を与えることで接点が移動しメッキが前面につき回る。
メリット:治具接点跡がの残らない・微細ねじなどを1度で大量に処理できるなどがあります。
クロムメッキのバレルメッキ法の難しい理由
クロムメッキのバレルメッキ法の難しい理由は、クロム析出に必要な電流を製品と電極との自重接点だけど得ることが難しいからだと言われています。バレル内で製品が回転している際、電着中に電流の中断が起こる場合があり、光沢を失うことも要因の一つです。こうした理由から、クロムメッキの小ねじや、小さいナットなどは、網付けメッキ法と呼ばれる手法でメッキされています。
網付けクロムメッキの浴組成
無水クロム酸 250g/l ・ 硫酸2g/l ・ けいフッ化ナトリウム5g/l
クロムの網付けメッキ 適用事例
昔の携帯電話のアンテナ部品・小ねじ・小ナットなど