制振合金上に密着と耐食性の良いメッキできますか
- Q制振合金(組成比:マンガン70、銅20、ニッケル5、鉄2)素材は,大気中で錆びが発生します。 以前,カニゼンメッキを別の業者様に行っていただきましたところ,メッキがパリパリと剥離し,上手くいきませんでした。 メッキ皮膜の硬度は求めず,基材の弾性変形に応じて,剥離しないことを要求いたします. (メッキがパリパリと剥離しないこと)御社でご対応可能でしょうか。
- A
大気中でさびるとのことなので、セラミックのような酸化物ではないので通常のめっきはできると思います。
マンガンベースなので酸に弱いかもしれません。マンガン金属は酸化しやすく希酸に容易に溶けます。
制振合金(組成比:マンガン70、銅20、ニッケル5、鉄2)は実績がございませんので試作させて頂ければ幸いです。基材の弾性変形するということなので無電解ニッケルは厚付けすると割れやすくなるので、密着性が悪いのならば薄膜にする必要があるかと思います。
薄すぎてさびてしまうというのならその上にフラッシュ金をしてみます。直接電気めっきが可能であれば、極力応力が少なく柔らかいものメッキをトライしても良いと思います。ご検討の程よろしくお願いします。