メッキの用語(材料及び設備)

JIS H 0400 電気メッキに使用される用語(4)材料及び設備で使用されている用語の紹介

 

番号 用語 読み方 意味
401 アノードバッグ   陽極スライムが被メッキ物に影響を与えないように陽極を包む袋。定期的に洗浄して使用する。
402 エメリーバフ   バフ研磨のバフにエメリー、溶融アルミナなどの研磨剤を接着したもの。
403 界面活性剤 かいめんかっせいざい 表面張力を減少させ、ぬれをよくしたり、または乳化分散などの目的に用いられる物質。脱脂液などに入っている。
404 隔膜 かくまく 陽極部分と陰極部分とを分離する多孔性又は透過性の膜。
405 緩衝剤 かんしょうざい メッキ浴のpHの変化を防ぐために添加する物質。
406 極棒 きょくぼう 電解槽に固定された導電部でブスバーから陽極、陰極に電流を導く金属製の棒。
407 キレート剤 きれーとざい 金属イオンに配位して、環状構造をもつ錯化合物(キレート化合物)を造る化学物質。
408

光沢剤

こうたくざい

メッキ皮膜に光沢を与えるため、メッキ浴に加える添加剤。

例えば、光沢ニッケルメッキなどがあります。

409 添加剤 てんかざい メッキ皮膜の性質を向上させる目的で、メッキ浴その他の処理液に添加する物質。
410 バフ   布製又はその他の材料で造られた研磨輪。
411 引っかけ ひっかけ 被メッキ物の支持及び通電のために用いる治具。 同義語でラック、関西ではタコという呼び名があります。
412 油性研磨剤 ゆせいけんまざい 研磨剤を主成分とし、これに脂肪酸、鉱油金属、石けんなどを混合した研磨剤。棒状と液状のものがある。
413 抑制剤 よくせいざい 化学反応又は電気化学反応の急激な、若しくは局部的な進行を妨げる物質。酸洗液などに用いる。
414 レジスト   化学又は電気化学反応を防ぐため、品物及び電極等の表面の一部を被覆する物質。
415 ろ過助剤 ろかじょざい ろ剤の目づまりを防ぎ、ろ過性能を増加させるために使用される物質。
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