■開催日時 10/22(火)開演18:30~21:00 新大阪丸ビル別館 北大阪経営研究会 10月例会
テーマ: 凡事徹底 ~ 平凡な事を非凡に努める ~ 講師 鍵山秀三郎 先生 担当記者 専務
講 師 鍵山秀三郎先生
トイレ掃除は鍵山先生が最も熱心に取り組まれてきた一つです。なぜトイレ掃除が良いか。トイレ掃除の5つの効果を紹介します!ぜひ実践してみてください
1.謙虚な人になれます。
どんなに才能があっても傲慢な人は人を幸せにできません。人間は、謙虚であることが大切です。トイレ掃除が謙虚になれる1番の近道です。
2.気づく人になれます。
世の中で成果を上げている人とそうでない人との差は、無駄があるか、ないか。気づかない人は、自分も周りも不幸にします。
3.感動の心を育む。
感動こそが人生。できれば人を感動させるような生き方をしたい。そのためには自分自身が感動しやすい人間になることが第一。手と足を使い、身を低くして一生懸命に取り組んでいる姿、トイレ掃除を懸命にすることは最良の実践です。
4.感謝の心が芽生える。
人は感謝するから幸せになれる。トイレ掃除をすると小さなことに感謝できる感受性豊かな人間になれます。現状を肯定し、あるものを活かす。自分に出来ることを考えてみる。そういう生き方が感受性を育みます。
5.心を磨く。
目の前にある人の嫌がるトイレ掃除をきれいにすると心も美しくなる。人はいつもみているものに心も似てきます。
講 演 趣 旨
誰にでもできる平凡なことを、誰にもできないくらい徹底して行う。掃除をしてどうなのか。疑問に思われている方がいらっしゃるかもしれませんが、掃除を極めると会社が変わり、学校が変わり、社会が変わります。今日は、北大阪経営研究会の皆様にお招きを頂きました。
私はもう、80歳になります。最近は高齢になったこともあり、お話させて頂く機会も昔よりは少なくなってきました。今日は何かひとつ、お役に立つことが出来て会社で実践して頂ければとても嬉しいことです。後ろの垂れ幕にある凡事徹底とは、すべてに行き届いている。その人の主義と行動が、迷うことなく一貫している。すべてのものを活かし尽くす。ということです。
優しく静かな口調でイエローハットの創業者 鍵山秀三郎先生の講演を聴かせていただきました。今日は会社経営者の方が多いと聞いています。私は、浅学非才の身ですが、掃除が、社員の心を変える力を持っていると確信しています。
リアカー1つから一部上場企業を作ったことは、別に何の自慢にも思っていません。ただ、掃除の大切さを広めることが出来たことは、誇りに思っています。掃除を通じて心を育み、会社が良くなるにはどうすればよいかをお話させて頂きます。
人を喜ばす人は、気づく人になるみたいです。感謝の心がポイントです。会社は社風を良くすることが、非常に大事です。感謝の心を持ち、良い社風に浸透するのに20年、30年かかり、皆様に褒められる会社になりました。掃除 「百術、一清に如かず」 毎日、少しずつ、出来るだけ、私がやる。と心掛けることです。やっておいて良かった(≧∇≦)やっておけば良かった…。この差が、勝利者になる差です。
毎日の積み重ねが大切です。ユダヤの言葉には、0から1への距離は、1から1000までの距離より遠い。とあります。自分が正しいと思ったら、0から1へ行ってください。動中の工夫は、静中に勝る。百千億倍です。
困った時は、まず、引き出しを整理してください。自分の半径3mを整理するのです。みんなの気持ちが、一つになれる会社が強い会社だと思います。成功の反対は、目標を持たないことです。はっきりとした目標がないと、段々、小さくなります。何もしないことは、最大の失敗。やらずに残した悔いは、ずっと残る。苦しめます。
日本を良くするのは、ひとりひとりの行動です。日常の暮らしをどう過ごすかです。思いやりのある人が教養人です。心は、弱いものです。守るものがないと弱い。それでは、何を守りますか。自分を守ろうとすると弱くなります。私さえ、良ければ。あなたさえ良ければ(≧∇≦) どちらが良い心を育むと思いますか。掃除は、その人の心も綺麗にします。
☆まとめ
「心に溜まったゴミを一つ拾ってみてください」「手抜きをすると心が荒む」「ひと言の愚痴をいうこともなく」「大きな努力で小さな成果を」 鍵山先生が進む道は、清く澄み切っています。
人間として、平凡なことを、徹底するところに、大事が見える。凡事徹底の先に見える、磨かれた人格は、眩しく輝いていくのだと思いました。コダマでも我々の決めた道をまっすぐ進んでいくだけ。よし、やるだけ!鍵山先生、ありがとうございました。