コダマの5月の全体会議では、講師として、日本テクノ株式会社 後藤さんをお招きして電気の「見える化」と省エネ・アクションプランを学びました。
5月からデマンド監視サービスを導入しました。デマンド監視装置は、リアルタイムに現在の電気使用量予測デマンド値などを把握できるものです。
目的は、ズバリ!毎月の電気総使用量の削減と年間で最大デマンド値のピークを管理して、年間の電気料金のコスト削減を図るためです。
事務所に設置された スマートメーター |
電気使用量、予測デマンド、週間、月間、年間グラフ |
電気の省エネから始まる業務改善マネジメントです。
*皆で最大デマンド値10%以上の削減とムダな電気の使用を無くして総使用量を減らす活動を実施するとカイゼン効果は、大きいです!
現場には、左記のスマートクロックという時計をA・B棟用は貴金属メッキラインに、C棟用は亜鉛ラインに設置しました。 使い方は時計周囲のLEDの点灯状態(左記参照)によって、電気の使用状況を色で知らせてくれます。
電気料金の仕組み
・電気料金= 基本料金 +電力量料金 +消費税 ・基本料金 = (基本料金単価)×契約電力 ±(力率修正額) ・電力量料金=(電力量料金単価)×使用電力量 ±(燃料費調整額) |
使用された電力を30分毎に計量されています。そのうち月間で最も大きい値を最大需要電力といいます。当月を含む過去1年間の各月の最大需要電力のうちで最も大きい値となります。
だから、夏場のたった30分間の最大デマンド値が契約電力になります。つまり、日頃から節電を心がけていても、たまたま1度でも電気を使いすぎた30分間があれば、それまでの節電の努力が水の泡になってしまいます。契約電力の決まり方って恐ろしいですね。
電気料金の仕組みを学んだ後に、各現場を周って、何をしたら良いか。アクションプラン(エアコンを消すとか)と実施優先順位を決めました。仕組みは、デマンド通報設定値を越えると予想されると、①日本テクノさんから、コダマに電話で「日本テクノです。電力がオーバーしそうです。」という連絡が入ります。②電話を取った事務所の方は、各現場にすぐにアクションプランを実施して下さい。という連絡をいれてください。③各現場は今回決めたアクションプランを10分間程度、実施してください。④時計の12と6の時にリセットされますので、アクションプランを実施して、エアコンを再開して入れるタイミングは、時計の12を越えてからか、6を越えてからでお願いします。
省エネ・運用改善のツボ エアコン、空調の温度を1度上げると・・・。10%電気代は安くなります。だから、温度の下げ過ぎやエアコンの使い過ぎや、大きな整流器を使用している硬質クロムメッキ課のカラ電解などは、利益を流出しているという感覚を持って下さい。 必要のないカラ電解はしない。扇風機で代用できる場合は、扇風機を使うなど工夫が大事です。その他には、照明、換気などを間引き運用や、こまめに消す。終業時に排水処理を止めていたのを、仕事が終わったら、すぐに排水処理を止めると2~3時間分の電気代が節約できるなどの意見が出ました。これからも省エネを通じたムダの削減、カイゼンを目指しましょう。 担当記者 専務