全国めっき技術コンクール!コダマでは、挑戦3年目で、なんと 装飾クロムめっき部門にて 複合メッキライン(担当 無電解ニッケル、無電解ニッケルテフロン、錫メッキ)の 小中 啓士さんが厚生労働大臣賞 受賞(日本1位)に輝きました!硬質クロムめっき部門では 日刊工業新聞社賞に 貴金属メッキライン 松谷 有樹さんが受賞されました。 今年はついに日本1位、 3年連続入賞により、日本トップレベルの技術力が証明されました!!おめでとうございます。それでは、おふたりの喜びの声をインタビューします!
受賞インタビュー
貴金属メッキライン 松谷さん 複合メッキライン 小中さん
小中さん、松谷さん、受賞おめでとうございます。受賞したお気持ち、苦労したポイントをお聞かせください!まずは小中さんから。
小中さん: とにかくむちゃめちゃ嬉しい、の一言です!!
今大会で一位になられた秘訣や工夫されたことなどはありますか。
小中さん: 先ずは、冶具づくりに力を入れました。一昨年は44位、昨年は7位、今年は7ヵ月前(2018年1月頃)から冶具づくりの準備をしていました。さらに、細かい事ですけど、メッキっていうのは時間が長ければ長いほど、目的の膜厚にするのが難しくなります。通常20分で行うはずのメッキ時間を、電流、電圧を2倍の数値にし、なおかつ、かぶり止めを冶具にくっつけ使用し、メッキ時間を半分の10分に短縮するなどの工夫も行いました。
今回の大会を通じて何か得たことはありますか?
小中さん: 僕もメッキをそれほど語れる人間ではありませんが、今回10μ狙いでメッキ加工し、正直言ってとても難しかったです。
もう一度10μmでメッキ加工をしてくれと言われても、同じ条件でメッキをしたとして同じ結果は出せないと思います。
メッキには運が必要だからです。その運を僕は執念で呼んだのだと思います!メッキに必要(大切)なのは執念!ということを
改めて知る事が出来ました。「結果にコミットする」 執念をこれからも大事にメッキ加工をしていこうと思います。
松谷さん 受賞したお気持ち、来年への抱負をお聞かせください。
松谷さん: 去年に引き続きの入賞で嬉しいですね。表彰式にも参加させてもらい、来年は自分も日本1位を絶対取りたいと思いました。抱負は来年も硬質クロム部門に挑戦します。課題は、高電部がコゲないように対策することと。そして、同じポイントを膜厚測定してもコダマの膜厚測定器と全鍍連の膜厚測定器には差があります。過去3年間のデータがあるのでその機器の差を読んで、膜厚を狙うこと。戦略面がポイントですかね!頑張ります。
全国めっき技術コンクール 祝勝会 カルビハウスにて
日本一 歓喜の胴上げ |
お祝いの真っ赤なウインドブレーカー |
先輩 永井さんのお祝いの言葉 |
小中さんの厚生労働大臣賞 受賞で近所の焼肉屋さん カルビハウスさんで祝勝会を盛大に開催しました。先輩の永井さんのお祝いの言葉から始まり、複合ラインで小中さんから鍛えられ、今は硬質クロム課のラインリーダーになった後輩の岸本 伸さんのメッセージは感動の連続でした。先輩から学び後輩が育ち、次は後輩が自分の後輩へ技術や仕事に対する取組み姿勢を伝える。最後に小中さんから、お礼の一言。これからもチーム一丸で技術力の向上を図り、お客様に喜んで頂けるように頑張りたいです。と力強い一言をいただきました。 小中さん 厚生労働大臣賞受賞 おめでとうございます。 担当記者 純金メッキライン 北山