【日時】2018年6月15日 北大阪経営研究会主催 西精工(株) 会社訪問 レポート
専務が所属されている北大阪経営研究会でコダマのお客様である西精工(株)様の工場見学、朝礼見学、西社長の講話をきける機会があり、専務、営業部の矢部、西精工様のメッキ加工担当 バレルメッキ課 (錫メッキ)荻野の3名で参加させて頂きました。感銘を受けましたのでレポートさせていただきます。
矢部さん 専務 荻野さん
衝撃を受けたのが朝礼に対する取り組み方です。コダマでも毎朝の「元気が出る朝礼」は30分間で、理念唱和や「礼儀の挨拶」、報連相、「改善の急所」、「仕事ができる人の心得」「職場の教養」の輪読、隣の人と社員同士の意見交換の時間があります。
西精工様の朝礼は1時間もあり、率直に言うと、一つの質問を掘り下げる対話型で、コミュニケーションの質が高く、コーチング型の朝礼でコダマの朝礼を2倍も3倍も深くしてグレードアップさせたような朝礼でした。何度も発表者へのフィードバックが続くのが素晴らしいと感じました。ベクトルを確認し合い、仲間思い、家族思い、会社思いの人たちが増えていくだと想像できました。特に印象に残っているのは、発言をする社員の方に、つま先を発表者に向けて、話を聞いて、「うなずき」をいれて傾聴している姿でした。
西社長の講話では、社員に対して思いやり溢れる方だなと思いました。お客様や協業先様の事を「ビジネスパートナー」と呼ばれて大事にされ、ハチコン(8人コンパ)社員8人と飲み会や食事に行くことを年間150日程されているそうです。育休を取った人が帰ってこられる仕組みや催しを企画されています。等、多くの話をして頂きました。社員やその家族を第一に考えた言動が口だけではなく継続して実践出来ている事が素晴らしいと感じました。
西精工様 朝礼の模様
工場見学では、徹底した表示標識、3Sの行き届いた工場内、キチンと定められた導線、安全で綺麗な工場の見本みたいな工場でした。その理由は、西社長の講話でお聞きする事ができました。
西社長が社長に就任する前の話ですが、事故が起きてしまったそうです。その時は挨拶もない暗い会社で製品も床に落ちている汚い現場でした。従業員の方は連日の寝不足による不注意で命を落としてしまったそうです。西社長は、このままではいけない。会社を変えるために理念経営を始められたそうです。
西社長が会社を変えるためにとった行動は、毎朝タイムカードの横に立って従業員に挨拶するところから始まったそうです。小さな行動から今の西精工になっていったそうです。それを聞いて、会社を変えるためには「自分はちゃんとしている」「自分には関係ない事だ」という無関心な心を捨てて、一人一人が自分に出来ることを小さなことでもいいので率先してやって行く事が大切だと思いました。
この日は大変貴重な体験が出来た一日でした。実は、ご訪問させて頂いた当日、私、矢部の誕生日でした。お金では買えない盛大なプレゼントをもらったと勝手に思っております。32才、まだまだ急成長中です。企画、主催いただいた北大阪経営研究会 橋本会長、西精工株式会社 西社長に改めて御礼申し上げます。この日学んだ事を少しずつでもコダマで発揮できるように日々頑張っていきます。
担当記者 コダマ 生産部 バレルメッキ課 荻野幸鑑・ 営業部 矢部謙太