ご挨拶が遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変忙しくさせて頂き、社員の皆様には残業などもお願いして、お客様の要望にお応えすることができました。ありがとうございました。お客様には格別のご愛好を賜り感謝申し上げます。
我が国の中小企業の動向について、中小企業白書2017年度版によれば、中小企業の景況は緩やかな改善傾向にあるが、生産性の伸び悩み、人材不足の深刻化といった構造的な課題が進行中だそうです。仕事があっても、人がいないので仕事を受注できない。そのような声も聞こえてきます。その中で成功する中小企業は経営理念や経営ビジョンを掲げ、新卒採用と人材育成を続け、ニーズや自社の強みを把握して、新市場開拓、新商品開発、多角化、事業転換等に取り組む傾向にあるそうです。
コダマの去年のテーマは「基本を確実に実践する」お客様に喜んで頂くことが最も大事。コダマの基本は 安全・品質・知識・技能のレベルを高めること。お客様満足度の向上は、カイゼン活動、QCサークル活動を通じて、さらにお客様のご要望にお応えしていくことです。という定義をいたしました。自身を振り返って頂き、満足する結果を残せたでしょうか。2018年は「挑戦」をキーワードに「新商品開拓への挑戦」に取り組んで参ります。
2月にはフォトレジストの新規設備を導入し、部分メッキ 純金メッキの一体ラインが完成しました。 強みであるマスキング技術に新たな武器が加わりましたが、新しい分野であり新規導入設備でもあるので、これから技術的な課題を解決する必要があります。今までもコダマは課題に果敢に挑戦し、お客様の要望に応えてきたことが、私たちの存在意義があるのだと思います。
私たちのお客様である自動車産業は大変革時代に突入しています。私たちも変わらないと生き残っていけません。社員の皆様は、歩留まり品質向上、めっき技術コンクールへの挑戦、めっき技能士の取得や等級アップなど、様々な課題を自ら設定し、乗り越える。自身の技術力の向上などに今年もトライしてください。 本年も皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
代表取締役社長 平井益子