コダマ新聞 メール便 2024年10月25日号 おはようございます。コダマ新聞 編集長の児玉です。現在、学生さんの就活で企業選びの基準、三種の神器があるそうです。初任給22万円以上、転勤なし、年間休日120日以上だそうです。年間休日120日以上とは、ハードル高いな。っと思っていたのですが、中小企業の採用サポートをしている企業の専務さんと話をしたら、お客様の90%以上は、基準をクリアして求人活動をされているとのことです。現在は、クリックひとつで条件検索されるので、3つをクリアしていないと、土俵にのれないので、応募件数が極端に少なくなるとのことです。厳しい世界や。
先日、新鋭経営会フォーラム2024大阪であった講演会に参加しました。4社の中堅 優良企業の事例発表がありました。第1発表者は、清川メッキ工業の清川会長なので、楽しみにしていました。清川メッキさんは、社員数350名で、企業理念「自由なる創意の結果が、大いなる未来を拓く」をモットーに最先端の技術開発をベースとしたできないと言わない経営をされています。メッキ業界の中でも、最先端を走られている会社です。
現在、清川メッキさんは、パワー半導体のメッキ加工が主力事業だそうです。2007年から試作・研究依頼がきてから7年間かけて試作と開発を続けて2014年に実を結び量産加工に繋がったそうです。
最初から、困難の連続だったそうです。試作・開発をする際にも、半導体専用のメッキ装置は5億円かかると言われ資金面で断念しかけましたが、自社と協力メーカーと共同で半値で作ることから挑戦し専用機を作ったそうです。試験研究を徹底した結果、量産加工が始まり、10年間不良0を達成しているそうです。 7年間も試作・研究を続けられた理由をお聞きすると、「執念です。あきらめない心」 とのお応えをいただきました。まさに企業理念を貫いている素晴らしい経営者だと思いました。 社長