本年も「日本一」のめっき職人の称号を目指して、全国めっき技術コンクールが開催されました。コダマでは挑戦4年目になりました。
装飾クロムめっき部門にて複合ライン(無電解ニッケル、無電解ニッケルテフロン、錫メッキ担当)の小中啓士さんが厚生労働省人材開発統括官賞(日本2位)に輝きました!昨年1位だったので連覇を狙っていたので悔しさが残った結果だったようですが、表彰式では「来年は、研磨・装飾クロムめっき部門」に挑戦したい。と話されていました。
めっき技術コンクールは、「硬質クロム部門」や「無電解ニッケル部門」「亜鉛めっき部門」の部門もあり、それぞれの部門で順位が競われます。今年は、全国から、我こそはと名乗りを上げたメンバー、523名のめっき技術者がエントリーしました。共通の課題製品に対して、精度の高いめっき膜厚、耐食性、めっきの付き回り、外観の出来栄えを評価し採点される方式となっています。
本年は、コダマとして小中さん以外にも 「研磨―装飾クロム部門」 第5位 中央職業能力開発協会長賞 岩田宇さん、 「硬質クロム部門」 第6位 全国中小企業団体中央会会長賞 田中瑛貴さん 第7位 全国中小企業団体中央会会長賞 松谷有樹さんが入賞できました。今後も日本トップレベルの品質管理力、技術力を目指して、お客様から信頼される様に努力して参ります。
令和元年度 全国めっきコンクール 入賞者インタビュー
さぁ今年も当社は昨年に引き続き全国めっき技術コンクールに参加しました。昨年度は、複合ラインの小中君が装飾クロムめっき部門で厚生労働大臣賞(全国1位)を獲得し、大いに盛り上がりました。今年もそれに追随できるような結果がほしいところですね。それでは早速結果発表と参加者にコメントを頂いてきましたので、ご覧ください!
☆コンクール上位入賞者☆
・装飾クロムめっき部門 厚生労働省人材開発統括官賞(全国2位) 小中さん
Q今回は惜しくも2位でしたが見事入賞おめでとうございます! 感想をお願いします。
A入賞できて嬉しいです。今年は連覇を目指しましたが2位でした。全国のめっき屋さんと腕を競い合い、上には上がいるので挑戦することが何より楽しいです。目指しているのは日本一。簡単ではありませんが、悔しさをバネに挑戦者としてまた頑張ります!
・研磨装飾クロムめっき部門 中央職業能力開発協会長賞(全国5位) 岩田さん
Q見事入賞おめでとうございます! 今回工夫した所などあれば教えてください。
Aありがとうございます。今回工夫したところは、治具作りと補助陽極です。 下地のニッケルメッキ用の治具を2種類作って治具跡を消す工夫をしたり、補助陽極の距離とめっき時間を1回目のめっきと2回目のめっきで変えたりして調整しました。自信があったのですが5位ですか。めっきの技術は奥が深いと改めて感じました。
Q二人ともW入賞おめでとうございます!
感想をお願いします。
Aありがとうございます。毎年去年より良い物を仕上げている実感はありますが、周りの参加者のレベルも上がっているので、なかなか優勝には届きません(笑)
あきらめないで、来年も治具に工夫を凝らして膜厚の均一化を図っていきます。来年は必ず日本1を取りたいです。
・硬質クロムめっき部門 全国中小企業団体中央会会長賞(全国6位 ・ 7位) 田中さん ・ 松谷さん
受賞者のみなさん、本当におめでとうございます。&コメント有難うございました!!コダマではめっきの技能士育成とめっき技術コンクール上位入賞を目指しています。一つでも上の順位を狙って創意工夫して頑張っていきたいですね。技術レベルアップが製品にも反映されて必ずお客様に喜んで頂けると思いました。 担当記者 亜鉛・コダテクトライン山中