岸本 伸(しん)さん2013年入社
製造技術9年 ラック課2年 → 硬質クロム課7年
現在の仕事内容を具体的に教えてください。
株式会社コダマはメッキの会社です。 材料の表面に金属製の薄い膜を被せることをメッキと言います。 メッキには色んな種類がありますが、その中でも僕は 「六角レンチ」という材料に「硬質クロムメッキ」の処理をしています。 「硬質クロムメッキ」というのは、メッキの中でも耐久性の高いメッキです。
コダマ以外の会社に就職することは考えられなかった!
入社を決めた理由を教えてください。
神奈川県出身ですが、サッカー推薦で大阪の大学に進学しました。 将来はサッカー選手になるのが夢でしたが、その夢に破れ サッカーではなく普通の会社に就職することに決めました。 地元の神奈川に帰るという選択肢もありましたが、 大阪に来て接した大阪人のおせっかいな性格が自分の性格にとても合っていて、 就職するのならぜひ大阪の会社に就職したいと思いました。
就職先として、コダマ以外に飲食店や漁業関係の会社も候補に挙げていました。 みんな違う業界なんですが、サッカー選手に慣れなかった僕にとっては、 何でもよかったというと語弊があるかもしれませんが、 正直、仕事の内容にこだわりはありませんでした。 仕事の内容は何でもよかったので、 とにかくアットホームな会社に就職したかったんです。 そんな時に、「それならコダマという会社がいいよ」と教えられました。
コダマのホームページには「コダマ宣言」というのが書かれているんですが、 それを読んだ時に「自分が働きたい会社はここや!!」と直感しました。 説明会や面接で専務や社長に会って話を聞きました。 ホームページにはいいことを書いているけど実際中身は違う会社もあると思うんです。 でも、会って話を聞いて、やっぱり自分の直感に間違いないと確信しました。
他の会社からも、ぜひウチの会社に来てほしいと声をかけてもらいましたが、 そのときにはもうコダマ以外の会社に就職することは考えられませんでした。 採用試験で現場体験の感想を書くことがあったんですが、 とにかくこの会社に雇って欲しかったので、 この会社で働きたいという熱い想いと、自分を雇ってくれたら、 必ず会社に役に立つ人間になるという熱い想いを書きまくりました。
そのお蔭でかどうかわかりませんが、採用してもらえました。(笑) 本気の想いは伝わるんだと思いました。 そして、実際に就職してみて、就職前に描いていた会社像通りの会社だということもわかりました。
企画して申請したら会社が費用を出してくれます
会社の雰囲気はどうですか?
かなり年配の人から若い人まで色んな人が一緒に働いているんですが、 とにかくアットホームで楽しい会社です。 もちろん仕事をする時は集中しますが、 休憩時間にはみんなでアホなことを言ったりしてメリハリを付けています。
会社には「コダマ塾委員会」「5Sの達人委員会」「元気アップ委員会」など いろんな委員会というのがあって、 たとえば元気アップ委員会では、社内報「コダマ新聞」の発行や 社内行事の企画運営なんかをやっています。 ボーリング大会をやりたかったらみんなで企画して 会社に申請したら会社が費用を出してくれます。 社員はみんなどれかの委員会に入っていて、 委員会の中でも他の社員の人たちとコミュニケーションが取れているのが とてもいいと思います。
メッキのきれいな姿を実際に見ると興奮して感動します
仕事の中でやりがいを感じるのはどんなときですか?
鉄でもステンレスでも真鍮でも、メッキをすると姿が変わるんです。 ただの変哲もない金属の部品たちが、僕がメッキをすることで、元の姿とは全く違ったピッカピカ貴金属のように輝きます。 そのきれいな姿を実際に見ると興奮して感動しますね。
大きな失敗をしたこともあります。 入社して間もない頃、とにかく仕事をマニュアル通りにやっていました。 何も考えず手順通りに言われたままに仕事をしていたら、 工程の途中に問題が合って大量に不良品を出したことがあります。 やり方が正しいかとか、間違っていないかとかそんなことを考えずに 途中の確認も怠っていたせいですね。
会社ではよく「常に考える」ように言われるんですが、 僕らの仕事はただ機械のように同じ仕事をしていたらいいわけじゃなくて、 考えながら仕事をしていかないといけないと大変反省しました。
今後、どんな仕事に挑戦してみたいですか?
毎日がチャレンジだと思って仕事をやっています。 メッキの仕事は「メッキ職人」と言われるんですが、 作業じゃないんですね。職人技なんです。 今年先輩が全国めっき技術コンクールで厚生労働大臣賞を受賞し、日本一になりました。 僕も2016年に日刊工業新聞社賞 全国8位を受賞したことはあるんですが、 先輩のように日本一になりたいと思ってチャレンジしています。
あと、後輩の育成にも力を入れたいです。 今の自分があるのはやさしく教えてくれた先輩のおかげです。 僕もそんな先輩たちのように、後輩を育てていきたいです。
就職活動をしている学生さんへメッセージ
僕は漫画の「ONE PIECE」が大好きなんですが、コダマは、ONE PIECEの仲間たちのように社員みんながアットホームで、本当の家族のように付き合ってくれます。
仕事の中で計算しないといけないことがあるんですが、僕は算数が大の苦手で、あまりに計算ができなくて最初は先輩にびっくりされました。
他の会社だったら見捨てられていたかもしれませんが、先輩が親身になって何度も教えてくれました。
僕も一生懸命がんばって、なんとかできるようになりました。
僕みたいに勉強ができない人でも、自分が成長したいという強い気持ちさえあれば、絶対に成長できます。
こんな僕が言うのだから間違いありません。
コダマがどんな会社なのか、ぜひその目で直接見て、感じてほしいと思います。